【荷物の片付けと処分のお話し②】遺品整理

空き家になった実家の片づけ「遺品整理」

 

今回は「遺品整理」について、見ていきましょう。

遺品整理は文字通り、亡くなった方の遺品を整理することです。

もう少し分かりやすく言うと、「処分してはいけないもの」と「処分するもの」と「親族が引き取るもの」を分ける作業のことです。

 

遺品整理の具体例

「処分してはいけないもの」

・通帳、印鑑
・土地の権利書
・保険証券
・各種契約書
・保険証・免許証等 など

 

「親族が引き取ることが多いもの」

・写真
・賞状、盾等
・親が愛用していたもの
・アクセサリーなどの貴金属
・趣味で制作したもの(絵画など)
・その他思い出の品
・親族が自分で使いたいもの
・親族が使う前提で引き取る家具家電

それ以外のものが「処分するもの」になります。

 

手順として、まずは「処分してはいけないもの」を探し出します。
生前にきちんと整理してくれていれば、比較的簡単に探し出せると思います。
しかし、故人が片付けが苦手な方の場合、思いもよらぬところから貴重品が出てくることもあります。

 

 

『こんなところに隠れているかもしれない貴重品』

バッグの中 ・・・ 保険証、印鑑、お金

出かけた時にバックに入れっぱなしにしているケースがたまに見られます。
バッグのチャック付きポケットの中に、飴ちゃんやティッシュに紛れて入っている可能性あり。

 

引き出しの底に敷いている紙の下・・・ お金

へそくりが隠れているかも

 

缶、箱の中 ・・・ 貴重品やお金

昔の人はせんべいやチョコレートの缶の中に貴重品をしまう特徴があるようです。
大量の封筒が出てくることもあります。封筒の中にはお金が入っていることもあるので、面倒ですが一つずつ開けて確認しましょう。

 

 

 

「残すもの = 親族が引き取るもの」 を決める

 

次に、親族が引き取るものを決めましょう。

つまり、捨てるものと残すものを見極める作業です。

先に述べた「処分してはいけないもの」は見極める必要はあまりなく、分別は簡単です。

しかし、その他の荷物の「捨てる?残す?」の判断に苦しむ人が非常に多い。

ここで重要なことがひとつ。

「空き家の荷物の99%は、処分するもの」だということ。

「思い出の品だから捨てられない」
「まだ使えるから捨てられない」
という気持ちは分かりますが、その気持ちが強ければ強いほど、いつまで経っても片付きません。

思い出の品や、親が大切にしていた物は捨てにくいですが、たくさん持って帰っても置き場所に困るはずです。
持ち帰るものは最低限にし、「99%は捨てるもの」と自分に言い聞かせて処分しましょう。

また、「まだ使えるから捨てるのはモッタイナイ」と考える方もいると思いますが、これまた片付けが進みまない理由のひとつです。
「使えるもの」で判断するのではなく、「使う予定がある」かどうかで判断する方が良いでしょう。
まだ使えるものでも、自分の家で使う予定がなければ、涙を呑んで処分しましょう。
(この後の記事で「売れるもの、売れないもの」を記載しますので参考にしてください)

そして、遺品整理にあたって一番大切な事は
『片付けを始める前に、ある程度の基準を決めておくこと』です。

あまり深く考えずに片付けを始めると、次から次へと出てくる思い出の品や、判断の難しいものが出てきたとき、その都度手が止まってしまいます。
「丸一日作業しても押入の半分も片付かなかった」なんてこともよくある話です。

片付ける前に「使う予定の無いものは処分する!!」「卒業アルバムは捨てる!!」など、ある程度の自分ルールを決めてから始めた方が良いでしょう。

とはいっても、実家の片づけは思い出が多すぎて、心がストップをかけてしまうこともあります。

そういう時は、お金を出して、プロの遺品整理士さんにお願いすることも手段の一つでしょう。