【 自分の空き家、もういらない!① 】「家の権利を放棄しよう」は可能?

「空き家を相続放棄して国に返す」って本当に出来るの?

 

空き家の所有者さんと喋っていたら
「どうせ売れないんだから、相続放棄して国に返したらエエねん」
こんなセリフを聞くことがあります。

この言葉には
・固定資産税がモッタイナイ
・家がボロすぎてどうせ売れない
・場所が人気無くて売れない
・荷物が相当残っている。高い処分費が出せない
・解体するお金が勿体ない
・解体したところで土地も売れない
・更地にしたら固定資産税が上がる。
・壊れて誰かに被害が出たら嫌だから、手放したい

といった心理がこもっていると思います。

人気の高い場所であれば、解体費を払っても土地として十分買い手は見つかりますが、
田舎になると「タダでもいらん」という家がゴロゴロしています。

しかも、子どもたちはそれぞれ家を購入していて、親の住んでいた家に戻ることはないという人が多い。

 

こんな状況から、
「そう所有していてもリスクしかないので、市(町村)にタダでもいいから貰ってもらいたい」
「相続放棄して国に返してしまいたい」

こういった考えにたどり着く人も少なくありません。

そして、空き家になった家の権利を全て放棄してしまえ!と考えてしまうのです。
でも、現実はそんなに甘くないんです。

「えっ?!民法に『放棄した財産は国庫に帰属する』って書いてあるやん!あれは嘘ですか!?」
と言われるかもしれません。嘘ではありませんが、簡単じゃないんです。かなりのお金もかかるんです。

つまり、「いらないからあとは知ーらない!」というワケにはいかないように法律はなっているのです。
そのあたりを次回から詳しくみていきたいと思います。